以前の記事で、昼の世界で仕事をして来た人が、
夜の世界に飛び込んで来ることは、辞めた方が良いと書きましたが、
既にその様な状態にある方(飛び込んでしまった方、飛び込もうとしている方)向けに、夜の世界で起きる、予め全く予想が出来ないであろうこと
等について、触れてみたいと思います。
夜の世界(ここでは水商売の業界、風俗業界を指します)とは、それそのものが、
- 漫画の中の世界、幻想の世界(←これらは良い言い方をすれば…になります。普通に表現をしたら、仁義や良識などは全く通用せず、嘘で塗り固められた世界でもあります。その為、何かあった時の割り切りや気持ちの切り替えは必要です)
- 騙し合い、化かし合いが常に起きてしまう世界(昨日までの味方が、明日には敵になっていることも頻発します。)
抽象的な例えをしましたが、
夜の世界では普通に起きる、予想外なことを幾つか具体的に挙げてみると、
- ライバル店からの容赦のない引き抜き(女の子の維持は風俗業界では最も大切なことですが、仁義などを考える前に、やってしまったもの勝ちの状態とも言えるでしょう。(但し、地域によってはお店同士が意識的に協調をしていることもあります))
- 従業員(ドライバーを含む)と女の子が恋愛関係になってしまう(一緒に居る時間が多くなる為、どれだけ強い就業規則を作っていても効果がないケースは多くあります。)
- 女の子と従業員が一緒に独立をしてしまう。または、お客さんが女の子を引き抜いて、その女の子を看板娘(または店長)としてデリヘルを開業してしまう。(男性従業員やオーナーと電話での会話などから、ある程度親しくなっている太いお客さんは要注意です。お互いに上辺だけの愛想である為、突然その様なことが起きたりします。)
- 女の子に本番行為を強く禁止していても、女の子がお客さんからこっそりとお金をもらいながら、普通に本番をしている(実質的に、違法風俗になっている。または、オーナーが本番を黙認している)
- 事務所内で所持品が無くなる(つまり窃盗です。)
等でしょうか。
ざっと思い浮かぶことを挙げてみましたが、他にもまるで予想が出来ないことが夜の世界では多発します。
風俗の経営者になる以上は、どれだけ精神的、肉体的に負担がかかることが起きても、その度に改善をしていくこと、ケースに応じて工夫をしながら改善を重ねていくことは必要ですが、
それら、一つ一つに正面からは向き合わない(向き合っていたら身も心もボロボロになります。)姿勢も大切なことと言えるでしょう。