これまで何度か風俗業界の将来について触れてきたのですが、
風俗業界が見せてきた業界内部の主流の移り変わりは、
- 店舗型のお店(ソープランドやピンサロ)
↓ - 受付型のホテヘル
↓ - デリバリー型のお店(デリヘル、性感、SM、等全て)
と主流になっているお店が移り変わっています。
これらの移り変わりと密接に関係していることは、携帯電話になります。
もちろん風営法の改正も、店舗型の風俗店が主流であった状態から派遣型切り替わったことにも大きな要因になっていますが、
店舗型からデリバリー型の店舗に主流が変わった際に、
携帯電話の利便性が店舗数も含めてデリバリーのお店の急激な拡大のもっとも大きな要素になっています。
さらには、あらゆるラブホテルが風俗店のプレイルームにもなりました。
手元の携帯電話が風俗店の受付になり、その場で女の子のパネル写真を見比べたり、または瞬時に店舗の移動(他店舗のサイトへ移動)をしながら色々な女の子を見比べることが出来る
という状況を作り出したのも、携帯電話です。
また、
気に入った女の子が見つからなければ、気軽に次のお店の受付(画面)に入ることも可能で、
次々に風俗店の受付を変えながら、自分に合った女の子を探すことが出来ます。
そして、
携帯電話の主流がスマートフォンになってからは、
意外なライバルがとても大きな存在感を出し始めました。
出会い系サイトは携帯電話がガラケーからスマホになってから、リアルタイムの位置情報で異性を表示させるなど、大きな進化を見せながら
実質的には風俗店の役割になってしまっていることもあります。
- SNSが広まった時に主流であった、mixiやグリー等(第一次SNSブームみたいな感じでしょうか。)
↓ - スマホを中心とした使い勝手がとても進化した出会い系のSNSが急激に広まり、(一例・・・ハッピーメール、PCマックス等)(ちなみに第二次SNSブームの主流はFace BookやTwitter、LINE、など)
出会い系サイトを通して、
女の子と遊びたい男性と、お小遣いが欲しい女性が次々とマッチングしている現状を考えた時に、
女の子は風俗店で働くよりも、お店による中抜きが発生されない状況に身を置くことも簡単なことになり、
風俗嬢も風俗で働くことと同時に出会いサイトを併用していることもあり、風俗業界は将来的には厳しくなることも大いに考えられるでしょう。
女の子からしてみたら、わざわざ風俗店に給料(サービス料金)を中抜きされなくても良いインフラが出来上がっているので、
風俗店が厳しくなることはある意味必然的なことなのかもしれません。
今の出会い系アプリが持つ性能の中で風俗店として驚異的なものになっていることは
- 位置情報を利用しながら異性と出会いたい人をアバター等で、簡単にリアルタイムで確認が出来たること
- 自分が遊びたいと思う、好みのタイプの異性を瞬時に抽出してくれる
等、が挙げられるでしょう。
これらの利便性は、ある意味で風俗店が手の付けられないところまで進化をしているとも言え、
この先、様々な出会い系のアプリ(またはそれに変わるもの)がどの様な進化を見せるのかは想像が付かないところではありますが、既存の風俗店は、対抗策としてより一層の工夫が必要とされることになることは間違いのないところだと思われます。(゚~゚o)