風俗業界にいる人は、どの様な人でも「本来はこの様な業界に入りたくなかった」と考える人になり、
その辺の思いとは、一般的な職業に就かれている方と同じことになります。
当然、風俗業界に身を置いているという状況である以上は、
それぞれ、これまでの行動により今の自分の状況というものを作り出してはいる(またはその様な状況に置かれてしまっている)のですが、
いずれは風俗業界から抜け出して、普通の生活をしたいと考える人が、風俗業界にいるほぼ全ての人になります。
風俗業界に入るにあたっては、
これも一般的な就職をするにあたって、
職業を選ぶ作業をする際と同じく、
風俗業界に入る人達も「自分はどの様な負荷に耐えることが出来るのか」
というところから、入る業種というものを選びます。
例えば女の子の場合では、
- フェラをすることは嫌だけど、手コキや性感マッサージであれば出来る
- お金が必要だから、サービスの過激さは問わない様にする
- 極力働きたくはないけれど、自分にある程度の自信があるから「高級デリヘル」で予約のお客さんのみ接客をする
- 借金を一日でも早く整理したいので、ソープランドに入り、返済が済み次第、直ぐに風俗嬢を辞める
等、自分が置かれている状況と、自分が耐えられる苦痛を照らし合わせながら、一時的に働く風俗の業種を選びます。
シングルマザーの方などは、風俗を続ける必要のある人も居られますが、
当然、それは本意でない人が大半です。
風俗嬢が風俗業界に入る時の選択肢は、選びたくない選択肢から選んで入っている
ということが、風俗業界にいる風俗嬢の現実でもあります。
その状況は、
- 自分が招いたことである女の子
- 貧困を強いられる家庭環境である女の子
様々ですが、
やはり、風俗業界からの出口戦略というものを考えていない風俗嬢はまず居ないと言えます。
これらのことは、
あまり一般の人は考えることがないと思われる(考える必要も無いのですが・・・)、風俗業界の一面であったりもします。